体育館でハウリングする原因と、その場での直し方。
集会でマイクを持った先生の声が「キーン」となる。 ステージのバンドがボーカルを上げられない。 体育館では、どちらもよく起きます。
原因は、体育館という建物そのものにあります。
体育館は、特定の周波数だけがよく響く
ヤマハサウンドシステムの解説に、こうあります。
会場特有の建築形状や壁の材質などにより、特定の周波数帯域が響きやすい環境にある
体育館は、天井が高く、床も壁も固く、向かい合った壁が平行です。 音がどこにも吸われずに往復します。 その結果、ある周波数だけが大きく残ります。
その周波数からハウリングが始まります。
響く周波数は、体育館ごとに違う
大きさも、壁の材質も、天井の高さも、体育館ごとに違います。 同じ体育館でも、椅子を並べたときと片づけたときで変わります。 全校生徒が入れば、また変わります。
だから「体育館ならこの周波数」という答えはありません。 使う日に、その体育館で測ります。
その場で測る
- 本番と同じ場所に、マイクを本番と同じ位置で立てる。
- iPhoneをマイクのそばに置く。
- 無音のまま15秒待つ。その体育館がもともと持っている響きを拾います。
- マイクに向かって「チェック、ワン、ツー」と数回話す。
- 約30秒で、ハウリングしやすい周波数がヘルツで出ます。
出た数字を、どれくらい下げるか
ヤマハの解説に、下げる量が書いてあります。
ハウリングポイントが見つかったら、そのスライドボリュームを3dB~6dB程度下げます
下げるのは1つか2つで足ります。 いくつも下げると、声が細くなります。
イコライザーの触り方は ハウリング対策の、イコライザーの使い方 に書きました。
イコライザーを触る前に、先にやること
- マイクの音量を下げる。
- マイクとスピーカーの距離を離す。
- マイクがスピーカーの正面を向かないように、向きを変える。
- 使っていないマイクは切る。使っているマイクの本数だけ、ハウリングは起きやすくなります。
この4つで収まることが多くあります。 それでも収まらないときに、周波数を測って下げます。
この手順は、iPhoneアプリ「チェックワンツー」でそのまま試せます。
マイクを持って立ち、無音のまま15秒、そのあと「チェック、ワン、ツー」。 約30秒で、その場所でハウリングしやすい周波数が数字で出ます。 ダウンロードは無料です。会員登録もありません。
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- 文化祭のライブで、ハウリングを出さない ── ステージでバンドをやるときの手順です。
- ハウリングの周波数を、スマホで特定する ── 下げるフェーダーを決める前に、何ヘルツかを出す手順です。
- ハウリング対策の、イコライザーの使い方 ── 出た数字を、ミキサーでどう下げるかです。