スピーカーチェック|左右の接続と逆相をiPhoneで確認
左右のスピーカーが正しくつながっているかを、iPhoneから音を流して、耳で確かめられます。ダウンロードは無料で、会員登録は要りません。
耳で気づきにくいのが逆相です。スピーカーにつながる線のプラスとマイナスが、どこかで1台だけ逆になっている状態です。音は出ますが、左右の低音が打ち消し合って薄くなり、声が真ん中に定まりません。フル版の「マイクで測る」は、客席の真ん中でiPhoneを持って[開始]を押し、約6秒で逆相かどうかを判定します。
フル版は7日間無料で試せます。そのあとは買い切り1,200円で、サブスクはありません。測定器ではなく、判定は目安です。
体験が終わっても、自動で課金されることはありません。
![スピーカーチェックの画面。メインスピーカーをチェックします。[開始]の下に、マイクで測る(フル版)の行がある](../img/speakercheck_210.webp?v=210)
こんなことはありませんか
ミキサーで左に振った音が、右のスピーカーから出る。客席の真ん中で聴くと、低音が薄く、声が真ん中に来ない。1つ目は、左右のケーブルかミキサーの出力が入れ替わっている時に起こります。2つ目は、どちらか1台が逆相でつながっている時に起こります。どちらも、本番前にその場で確かめられます。
左、右、真ん中の順に音を流す
iPhoneをミキサーにつないで[順に流す]を押すと、声で「Left」「Right」「Center」と流れます。どのスピーカーから聞こえたかで、つなぎ方が合っているかを耳だけで確かめられます。
「Left」が右のスピーカーから聞こえたら、左右のケーブルかミキサーの出力が、どこかで入れ替わっています。「Center」が真ん中に固まって聞こえれば、左右の音量はそろっています。
逆相になっていないかを、聞き比べる
「逆位相」では、片方のスピーカーにだけ、プラスとマイナスを逆にした音を流します。ひとつ前に戻るボタンで、「Center」と交互に聞き比べます。
正しくつながっていれば、「逆位相」の音は真ん中が薄くなり、左右に分かれて聞こえます。反対に「逆位相」の方が真ん中にまとまって聞こえたら、どちらか1台が逆相でつながっています。
低い音から高い音まで、順に確かめる
「低音から高音まで確かめる」では、63Hzから16kHzまで、9つの周波数の音を順に出せます。スピーカーごとに、どの周波数が聞こえにくいかを耳で確かめます。故障の有無や場所を判定する機能ではありません。
位相チェック アプリで、逆相かどうかを測る(フル版)
耳では聞き分けにくい逆相を、iPhoneのマイクで測って判定します。左右のスピーカーの真ん中あたりでiPhoneを持ち、[開始]を押して約6秒待ちます。スピーカーの前まで行く必要はありません。PA席がその場所なら、席のままで測れます。
アプリが左、右の順に1台ずつ音を出し、3つのことを結果に出します。1つ目は、そのスピーカーから音が届いているか。2つ目は、ミキサーの左が、左のスピーカーにつながっているか。3つ目は、2台のプラスとマイナスがそろっているか(逆相でないか)です。そろっていない時は、確かめる場所を上から順に出します。iPhoneを1本のケーブル(モノラル)でつないでいる時は、それも分かり、ステレオでのつなぎ方を案内します。
- iPhoneをミキサーの2つの入力かステレオ入力につなぎ、PAの音量を小さめにします。
- 左右のスピーカーの真ん中あたりでiPhoneを胸の高さに持ち、[開始]を押して、動かずに約6秒待ちます。
- 「Left」の声が、左・右・両方のどれから聞こえたかを選びます。
- 結果で、音が届いているか、左右が合っているか、逆相でないかを見ます。
- 続けてステージモニターを測る時は、ミキサーでそのモニターのAUXだけを上げます。iPhoneをモニターの正面15〜60cmに置いて1台ずつ測り、最後にまとめを見ます。

「プラスとマイナスがそろっていません」と出たら
左右のどちらか1台で、プラスとマイナスが逆になっています。iPhoneのマイク1つでは、左右のどちらが逆かまでは分かりません。
次の順に、上から1つずつ確かめてください。1か所直すたびに[もう一度測る]で測り直します。
- 左右のスピーカーが同じ機種で、同じ設定か。プロセッサーのプリセットやクロスオーバーが、左右で違っていないかを見ます。
- ミキサーやプロセッサーの位相反転(φ)が、片方の出力だけ入っていないか。デジタルミキサーでは、入力チャンネルの φ も見ます。
- パワードスピーカーやサブウーファーの背面にある、POLARITYスイッチが左右で違っていないか。
- スピーカーケーブルの両端。スピコンは1+と1−、端子は赤が+です。スピーカー側とアンプ側の両方を見ます。
- アンプがブリッジ接続やバイアンプの時は、配線がアンプの説明書どおりか。ブリッジとバイアンプでは、スピコンで使う端子が違います。
- スピーカーの手前の機器をつなぐXLRケーブルの、2番と3番(2番がホット)。
どこにも見つからない時は、アンプの電源を切ってから、どちらか1台のスピーカーケーブルの+と−を入れ替えて、測り直します。「そろっています」と出れば、直っています。
6つとも合っているのに「そろっていません」と出る時は、スピーカーの種類や置き場所が影響していることもあります。ヤマハのAVアンプの説明書にも、正しく接続されていても逆相の表示が出ることがある、と書かれています。
詳しい手順と画面の写真
1つずつの手順、画面の各部の名前、結果の読み方、うまくいかない時は、スピーカーチェックの使い方(説明書)にまとめました。極性・逆位相・ステージモニターなどの言葉は、用語集で引けます。
同じアプリに入っている、ほかの画面
チューナーは、弾いた音が合っているかを線で出します。メトロノームは、一定のテンポで拍を音と光で知らせます。ステレオ録音は、ライブやリハーサルの音をそのまま録ります。
ハウリングを起こしやすい帯域を測る画面も、同じアプリに入っています。本番前に、いつもの「チェック、ワン、ツー」で測れます。
ダウンロードは無料です。音を流して耳で確かめるスピーカーチェックは、無料で使えます。iPhoneのマイクで逆相を判定する「マイクで測る」は、買い切り1,200円のフル版の機能で、7日間無料で試せます。同じアプリのモニターチェックは結果を3件まで、ステレオ録音は1回5分・2件まで無料です。フル版なら、5分を超える本番も1本で録れて、どちらも何件でも残せます。
周波数の線を見る簡易版を、ブラウザで試せます。マイクの音を、周波数の線で見る。簡易表示で、アプリと同じ精度ではありません。