音響・PA
スピーカーチェックの使い方
客席のメインスピーカーとステージモニターに、音が届いているか・左右がそろっているか・プラスとマイナスがそろっているかを確かめます。
最短の手順
- 客席の前の方の真ん中に立つ
- iPhoneを胸の高さで持つ
- 開始を押して動かさずに待つ
- 結果を見る
概要
客席のメインスピーカーとステージモニターに、音が届いているかを確かめます。iPhone をミキサーに接続してから使ってください。
- 耳で確かめる(無料):Left → Right → Center → 逆位相、の順に音を出します。そのスピーカーから聞こえるかを耳で確かめます。
- マイクで測る(フル版):耳では分かりにくいプラスとマイナスを、iPhone のマイクで測って出します。客席の前の方の真ん中で、約6秒で測ります。
- 低音から高音まで確かめる:63Hz から 16kHz までの9つの音を、低い方から順に出します。聞こえない帯域があれば、そこに何か起きています。
これで分かるのは「音が届いているか」「どの系統に来ているか」「左右のプラスとマイナスがそろっているか」までです。ユニットが傷んでいても音は出ることがあるので、壊れていないことの確認にはなりません。
つなぎ方
- iPhone は、ミキサーの2つの入力かステレオ入力につなぎ、パンを左右に振ってください。モノラル(1本)でつなぐと、右の音は出ません。
- PAの音量は小さめから上げて、本番に近い音量で測ってください。
- Bluetooth は音が遅れて届き、左右の差も変わります。ケーブルで接続してください。
- iPhone のマイクを使えないつなぎ方では測れません。音の出口だけのケーブル(イヤホン端子の変換など)でつないでください。
画面の各部の名前

- ?(説明)測る場所とつなぎ方の説明が出ます。
- いまの段階メインスピーカー → ステージモニター → まとめ、の順に進みます。
- 測る手順客席の前の方の真ん中に立つ・iPhone を胸の高さで持つ・[開始]を押して動かさずに待つ。
- 開始(マイクで測る)押すと、左だけ・右だけの順に音を出して測ります(約6秒)。
- 耳で確かめるLeft・Right・Center・逆位相の音を出します。
- ステージモニターへ進むステージモニターを確かめる段階に進みます。
- 低音から高音まで確かめる「開始」を押すと、63Hz から 16kHz までの9つの音を、低い方から順に出します。いま出ている周波数が画面に出ます。止める時は「停止」を押します。
手順:メインスピーカーをマイクで測る(フル版)
手順 1
客席の前の方の真ん中に立つ
客席の前寄りの真ん中に立ちます。左右のスピーカーの間で、両方の音が正面から聞こえる所です。スピーカーのすぐ前まで行く必要はありません。PA席がこの場所にあれば、PA席で測れます。袖では測らないでください。
手順 2
iPhone を胸の高さで持つ
iPhone を胸の高さで持ち、測っている間は動かしません。
手順 3
[開始]を押して、動かさずに待つ(約6秒)
左だけ、右だけの順に測ります。「動かさないでください」と出ている間は、動かさずに待ちます。

手順 4
結果を見る
「左右のつながりと、プラスとマイナスはそろっています」と出れば、そろっています。

そろっている時
手順:耳で確かめる(Left・Right・Center・逆位相)
手順 1
「耳で確かめる」を開く
Left → Right → Center → 逆位相、の順です。ボタンを押すと次へ進みます。
Left・Right・Center では、まず声(「Left」など)が1回出て、そのあとザーッという音(ピンクノイズ)が出続けます。逆位相は声がなく、ザーッという音だけです。
ザーッという音は、ボタンを押すまで止まりません。その間に、そのスピーカーの前まで行って耳で確かめてください。
手順 2
Left(客席から見て左)
客席から見て左のスピーカーから「Left」と聞こえますか。右から聞こえたら、どこかで左右が入れ替わっています。
手順 3
Right(客席から見て右)
客席から見て右のスピーカーから「Right」と聞こえますか。
手順 4
Center(左右同時)
音が真ん中に固まって聞こえますか。片方に寄っていたら、左右の音量が違います。
手順 5
逆位相(片方だけ逆にした音)
ひとつ前の Center と聞き比べてください。真ん中が薄くなり、左右に分かれて聞こえるのが正しい反応です。
こちらの方が真ん中にまとまって聞こえたら、もともと片方のスピーカーが逆位相で接続されています。
手順:ステージモニター
手順 2
モニターの正面に iPhone を置く(マイクで測る時)
ステージモニターは、1台ずつ測ります。iPhone を、測るモニターの正面15〜60cmの所に置きます。[開始]を押したら、測り終わるまで iPhone を動かさずに待ちます。
手順 4
次のモニターへ進む・まとめを見る
「次のモニター」で次へ進みます。終わったら「まとめを見る」を押します。
結果の読み方

- 判定そろっています・そろっていません・入れ替わっています・同じチャンネル・届いていません、などが出ます。
- 左右のスピーカーどちらのチャンネルが来ているか、向き(+/−)、「◯回中◯回そろいました」が出ます。「◯回中◯回そろいました」は、測れた回数のうち、出した向きと同じ向きに出た回数です。
- 確かめる順(上から)直す所の候補が、確かめる順に並びます。
- もう一度測る直すたびに押します。
- ステージモニターへステージモニターを確かめる段階に進みます。
- まとめを見るここまでに確かめた結果のまとめを開きます。
- +/−は、iPhone のマイクで測った音の向きです。左右のスピーカーで、同じ向きになっているかを見ます。この表示だけでは、どちらのスピーカーの配線が正しいかは分かりません。
- プラスとマイナスがそろっていません:左右のどちらかで+と−が逆です。マイク1つでは、どちらが正しいかは分かりません。下の順に確かめ、直すたびに[もう一度測る]を押してください。
「プラスとマイナスがそろっていません」の時に確かめる順:
- ミキサーやプロセッサーの位相反転(φ)が、片方だけ入っていないか
- パワードスピーカーやサブウーファーの POLARITY スイッチが、左右で同じか
- 左右のスピーカーが同じ機種で、同じ設定か(プリセット・クロスオーバー)
- スピーカーケーブルの両端で、+と−が逆につながっていないか(スピコンの1+と1−、端子の赤が+)
- アンプがブリッジ接続やバイアンプの時、配線がアンプの説明書どおりか
- XLRケーブルの2番と3番が入れ替わっていないか(2番がホット)
どこにも見つからない時は、まずアンプの電源を切ります。電源を切ってから、どちらか1台のスピーカーケーブルの+と−を入れ替えます。電源を入れて、もう一度測ってください。
スピーカーケーブルをつなぎ替える時は、必ずアンプの電源を切ってから行ってください。ブリッジ接続やバイアンプの時は、アンプの説明書の配線に従ってください。
左右が入れ替わっている時に確かめる所:ミキサーのパン(左右の振り)・iPhone をつないだ入力の左と右・ミキサーの出力から先の左右のケーブル・スピーカーの置き場所。
うまくいかない時
「どちらのスピーカーからも音が届いていません」と出る
スピーカー(アンプ)の電源と音量、ミキサーの出力を確かめてください。音が出ているのに届かない時は、PAの音量を少し上げて、もう一度測ってください。
iPhone をモノラル(1本)でつないでいる時も、片方の音が届きません。
「「Left」が両方のスピーカーから聞こえました」と出る
両方に同じ音が出ています(モノラル)。ステレオで使う時は、ミキサーの2つの入力かステレオ入力に iPhone をつなぎ、パンを左右に振ってください。
「測る音が小さいか、まわりの音に埋もれました」と出る
PAの音量を上げるか、真ん中のまま前の方へ出て、もう一度測ってください。
「音が大きすぎて割れました」と出る
PAの音量を下げて、もう一度測ってください。
「低い音(500Hz)と高い音(1kHz)で向きが違いました」と出る
真ん中のまま前の方へ出て、もう一度測ってください。スピーカーの中の高い方と低い方で、作りとしてプラスとマイナスが違うことがあります。
「Bluetoothでは測れません」と出る
ケーブルでつないでください。
「イヤホンのマイクが入口になっています」と出る
イヤホンを外してください。
「いまiPhone本体のスピーカーから出ています」と出る
ミキサーに接続してください。
「マイクで測る(フル版)」を押すと、購入の画面が出る
マイクで測るのは、フル版です。7日間の体験中と、購入後に使えます。
無料とフル版の違いは、はじめにの表で確認できます。
この説明は、2026年10月のアプリの画面で書いています。